お知らせ

ゴールデンウィークにおける動物検疫の強化について(2019年04月26日)

 アフリカ豚コレラについては、昨年8月に中国においてアジア地域で初めて発生が確認されて以降、本年に入ってからはモンゴル、ベトナム、カンボジアでも発生が確認されています。さらに、中国からの旅客が持ち込み、任意放棄した肉製品から本ウイルスが分離されるなど、我が国への侵入リスクが極めて高い状況です。
 このような中、訪日外国人旅行者数が年々増加し、昨年ついに3,000 万人を超え、そのうち4人に3人が東アジア地域の方々となっています。さらに今月末からゴールデンウィークを迎えるに当たり、特に本年は10 連休で海外と日本を往来する旅行者が増加することから、我が国への家畜伝染病の病原体の侵入・まん延のリスクがより一層高くなると考えられます。
 農林水産省動物検疫所(以下「動物検疫所」という。)では、家畜の伝染性疾病の我が国への侵入防止のため、発生国・地域からの畜産物の輸入を禁止しているほか、空港及び港での入国者に対する靴底消毒、海外での家畜との接触歴等に関する口頭質問、動植物検疫探知犬による探知活動を実施する等、水際検疫を徹底するとともに、旅行者が日本の検疫制度を認識できるよう、広報活動も強化しているところです。
 また、4月22 日からは、個人消費用や土産目的を含むすべての事例において、畜産物の違法な持込みが発覚した場合は、違反者に警告書を発出し、違反事例をデータベース化するとともに、悪質性が認められる場合には、警察に通報又は告発を行う等対応を厳格化したところです。

農林水産省消費・安全局
動物衛生課国際衛生対策室

(参考)
○動物検疫所ウェブサイト
「家畜の伝染性疾病の侵入を防止するために~海外へ旅行される方へのお願い~」
http://www.maff.go.jp/aqs/topix/mizugiwa.html
「肉製品などのおみやげについて(持ち込み)」
http://www.maff.go.jp/aqs/tetuzuki/product/aq2.html
「アフリカ豚コレラへの対応」
http://www.maff.go.jp/aqs/topix/asf2018.html
「ポスター・リーフレット」
http://www.maff.go.jp/aqs/topix/pamphlet.html