今般、台湾当局から、本年10 月22 日に台中市にある養豚場において、アフリカ豚熱
(ASF)の疑い事例が確認され、予防的殺処分を実施した旨の公表がありました。こ
れまで、東アジアでASFが発生していなかったのは、我が国と台湾のみでした。今回
の疑い事例は、我が国への本病の侵入リスクが極めて高い状況になっていることを示し
ています。
台湾は地理的にも日本に近いだけでなく、台湾から日本各地への地方路線の復便・増
便等の影響により、台湾からの訪日外客数は過去最高だった前年を上回るペースで増加
しております。加えて、年末年始や旧正月の大型連休である春節が控えており、人や物
の動きが一層活発になることが予想されます。
こうした状況を踏まえ、動物検疫所においても、特に台湾を中心とするアジア各地から
の入国者に対する畜産物の持込み禁止に関する広報、靴底消毒、携帯品及び国際郵便物の
検査等を強化するとともに、各地で検疫広報キャンペーン等の啓発活動を行うこととして
います。
(参考)
○ 動植物検疫の紹介「どうぶつ と しょくぶつ の けんえき の おしらせ」
https://www.maff.go.jp/pps/j/guidance/pqaqinfo/index.html
○ 動画「海外からの家畜伝染病を防げ!」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/yobou_movie.html
○ 動物検疫所リーフレット
https://www.maff.go.jp/aqs/topix/pamphlet.html#messages-to-you
○ 動物検疫所ポスター
https://www.maff.go.jp/aqs/topix/pamphlet.html#posters
○ よくあるご質問
(動物検疫所)https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/FAQ.html
以上
